【楽しむべき思考をやめる】飲み会で笑ってるだけの自分にサヨナラ

飲み会で、ただニコニコしてるだけで終わってしまい、「帰りたい」「いつまで続くのか」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。飲み会でしゃべらないやつと思われるのが嫌で、無理に愛想笑いを続けて疲れてしまうこともあるでしょう。

特に、大人数の飲み会では静かな人と見られ、周囲から「楽しくなさそう」「つまらないのかな」と思われてしまいます。

しかし、無理して盛り上がろうとする必要はありません。無理に楽しむ必要もありません。楽しまなくてはいけないなんて決まりはありません。

この記事では、飲み会で笑ってるだけの自分から抜け出すための方法や、愛想笑いをやめて少しでも楽になるための考え方、そして「楽しむべき」という思考をやめることが大切なことをお伝えします。

飲み会で笑ってるだけの自分が楽になる方法

ニコニコしてるだけの飲み会で孤立する理由

ニコニコしているだけの飲み会で孤立する理由は、単に笑顔を見せているだけでは、周囲からのコミュニケーションの機会を逃してしまうからです。

飲み会は通常、リラックスした環境でお互いを理解し合い、親睦を深める場ですが、笑っているだけでは「絡んでこないな・・・つまらないのかな」と見なされ、結果的に孤立しがちになります。

はとぽん

みんなが話している中で、ニコニコしているだけでは「話に興味がないのかな」「関わりたくないのかな」と誤解されてしまいます。

こうした姿勢は、特にグループ内でコミュニケーションを大切にする職場や場面では、相手にとって一方通行な交流だと感じられ、疎外感を与える可能性があります。

例えば、同僚が「この話、興味ある？」と問いかけても、ただ笑顔でうなずくだけでは本当に興味があるのかどうかが伝わらないことが多いのです。

次に、飲み会はその場での会話が活発であるほど、その場の空気を共有し、関係性を深めるチャンスが増えます。ここで笑顔だけでは、会話に参加する意思を持っていないように見られてしまうため、積極的に関わらない人として認識されやすいのです。

結果として、話題に入りづらくなり、次第に他の参加者から話題が振られなくなる状況が生まれます。

さらに、ニコニコしているだけで沈黙を保つ姿勢は、相手に対して自己表現が少ないという印象を与えます。自己表現が少ないと、他者から見た信頼構築や交流の機会が減少し、長期的には職場内での孤立を招く可能性もあります。

具体例として、ある調査では、飲み会で積極的に会話に参加した人と、笑顔でいるだけの人を比較した結果、前者の方が後日、チームメンバーとの関係がより良好だったというデータが示されています。

これは、笑顔だけでは信頼や関係性の構築に限界があることを示唆しています。

下記のグラフからも会社が飲みニケーションに比重をおく理由も分かります。

出典引用：株式会社ジェイアール東海エージェンシー「ビジネスパーソンの「お酒」に関する調査2016」をもとに野村證券株式会社編集部にて作成

飲み会で感じるプレッシャーとは

飲み会で感じるプレッシャーは、多くの人が一度は経験するものです。特に職場の飲み会においては、単なる交流の場以上に、仕事での立場や人間関係が絡むため、独特の緊張感が伴います。

まず、飲み会でのプレッシャーの一因として、「話題提供やコミュニケーションが期待される」という点が挙げられます。参加者が多い飲み会では、全員が積極的に会話に貢献することが望まれますが、特に新人や口下手な人はこの期待が重荷に感じられます。

例えば、「何を話せばいいかわからない」「相手に気に入られる話題を選ばなければならない」といった心理的プレッシャーを感じやすいです。

次に、飲酒の強要やアルコールの場での行動への不安もプレッシャーの大きな要因です。お酒が進む飲み会では、飲みすぎて失言をしてしまったり、逆に飲み足りないと感じられることへの不安が常に付きまといます。

特にお酒に弱い人にとって、飲むペースや量に気を遣わなければならない場は、ストレスを感じやすい環境です。また、上司や先輩からの飲酒の強要がある職場文化では、断りづらさからプレッシャーを感じることも少なくありません。

さらに、職場内の人間関係が飲み会の場で強調されることも、プレッシャーの一因となります。特に、上司や先輩、同僚との距離感を意識するあまり、気を遣いすぎてリラックスできない人も多いでしょう。

飲み会は楽しい場のはずが、終始失礼のないようにと気を張り続けることは、心理的な負担となり、翌日の仕事にまで影響を及ぼすことがあります。

はとぽん

「飲み会は楽しくあるべき」この世間一般の常識にとらわれると苦しくなります。飲み会苦手民族にとって、飲み会は苦行にさえなってしまいます。

以下の表は、飲み会でのプレッシャーを感じる要因をまとめたものです。

このように、飲み会で感じるプレッシャーはさまざまな要因から来ており、場の雰囲気や参加者との関係次第で強まることがあります。飲み会を乗り切るためには、無理に合わせようと頑張ることはやめましょう！

飲み会で抱える悩みと対処法

飲み会で抱える悩みは、多くの社会人が直面する問題の一つです。特に職場の飲み会では、上下関係や職場内の人間関係が強く影響し、リラックスできない場になることがあります。主な悩みとしては、次のようなものがあります。

まず、話題に参加できないという悩みです。口下手だったり、他の人の会話についていけなかったりすると、飲み会の場で孤立感を感じやすくなります。

特に大勢の場では、個別の対話の機会が少なく、話題に参加できない人は、会話が進むにつれてますます疎外感を感じることが多いです。

次に、お酒に関するプレッシャーです。飲み会では、アルコールを飲むことが前提になりがちですが、飲み過ぎて失態を犯すことへの恐怖や、逆にお酒を飲まないことで場をしらけさせてしまうのではないかというプレッシャーを感じる人も少なくありません。

特に、お酒に弱い人にとって、周囲に合わせた飲み方をすることは大きなストレスとなります。

最後に、職場の上司や同僚との距離感に対する悩みが挙げられます。飲み会では、上司とリラックスした会話を求められる場でもありますが、上下関係を意識しすぎるあまり、逆に緊張が生まれてしまうことがあります。

こうした悩みは、特に新入社員や若手社員にとって大きなストレスとなることが多いです。

これらの悩みへの対処法として、以下のような方法が考えられます。

はとぽん

心の底から飲み会が苦手な私は、どうしても参加しなければならないものだけ参加することがあります。その時は事前に上司への質問事項をメモしておき、計画通りに質問をすることで相手に喋ってもらい場を凌いでいます💦

ただ飲み会が苦手な人にとっては、上記の３項目すらできないよ・・・そんな声が聞こえてきそうです。なぜなら私が基本そうだからです（ごくたまに上手くいきます）

そんな時は「上手くやろうとすることをやめる」つまり飲み会で期待している”何か”の成果を諦めてしまうことです。

できないものはできない！そう切り替えて、明日からの仕事で取り返すのです！

はとぽん

お恥ずかしいことに、その切り替えができずに、過去に「飲み会で上手く話ができる方法」・・・なんて本をたくさん買いました。結局できませんでした。無理なものは無理！そう開き直るのが一番かもしれませんね。

笑ってるだけで終わる飲み会の問題

笑っているだけで飲み会が終わってしまう問題は、コミュニケーションの不足に起因することが多いです。飲み会の場では、笑顔でいるだけで周囲との会話に入らず終わってしまうことがありますが、これにはいくつかの問題点が含まれています。

まず、自分を上手く表現できないことが挙げられます。飲み会は、職場の人間関係を築くための重要な機会です。笑っているだけでは、自分の意見や感情を伝える機会を逃してしまい、結果的に自己の存在感が薄れてしまう可能性があります。

特に、職場の飲み会では、同僚や上司との関係を深めるチャンスであり、会話に積極的に参加することで、仕事上でも良いコミュニケーションを築くことができる場です。

次に、信頼関係の構築が難しくなるという問題もあります。笑顔でいるだけだと、周囲からは「話に興味がない」「場を盛り上げる気がない」と見なされることがあります。

信頼関係を築くには、自分をさらけ出せるような積極的な関わりが必要です。笑顔だけでは限界があり、相手との心の距離を縮めることが難しくなってしまいます。

また、笑顔を続けるだけでは、愛想笑いで疲れてしまいます。無理に笑顔を作り続けることで、精神的に疲労が蓄積し、長時間の飲み会ではストレスを感じやすくなります。無理に笑顔でいることは、逆に自然なコミュニケーションを妨げる要因にもなりかねません。

この問題への対処としては、以下の方法が考えられます。

笑っているだけで終わる飲み会は、表面的なコミュニケーションしか生まれないため、職場での信頼関係構築にも影響を与えるかもしれません。

ですが、これらができないのが飲み会が苦手な民族です。私個人としては、無理して頑張ることをやめ、それでもダメなら飲み会で期待している成果を求めることをやめてしまいましょう！

できないことはできませんから 笑

飲み会で笑ってるだけになる原因と対処法

しゃべらない人は本当に飲み会を楽しめているのか？

しゃべらない人が飲み会を楽しんでいるかどうかは、その人の性格や状況によります。外見からは「楽しんでいない」「つまらないのではないか」と思われがちですが、実際には様々な理由で話をしていないだけかもしれません。

まず、内向的な性格の人は、無理に話すよりも周囲の会話を静かに聞いている方が心地よいと感じることがあります。彼らは他人の話に耳を傾け、笑顔で会話に同調することで満足感を得るタイプです。この場合、しゃべらなくても飲み会を楽しんでいることがあります。

しかし、一方で、話したいけれど話せないという理由で黙ってしまう人もいます。特に、飲み会の場が大人数である場合、話題に入るタイミングを見失ったり、自分の意見が浮かないか心配して発言を控えてしまうことがあります。このような状況では、結果的に自分を抑え込んでしまい、楽しめていない可能性が高いです。

また、職場の飲み会では上下関係が影響することも多く、上司の前では発言を控えた方が良いと感じてしまうケースもあります。この場合、適切なタイミングで発言できないことがストレスになり、結果として飲み会そのものが楽しめないと感じることがあります。

改善策としては、事前に会話の準備をすることが有効です。気軽な話題をいくつか頭に入れておくと、突然話を振られても対応しやすくなります。また、周囲の会話に耳を傾けて共感や質問を投げかけることで、自然に会話に参加できるようになるでしょう。

グラフやデータに基づいた調査結果を示すと、以下のような傾向があります。

上記のデータからもわかるように、話さなくても楽しんでいる人がいる一方、話したいけど話せない人も多くいます。そのため、飲み会を楽しむためには、積極的に参加できるような環境づくりや自己表現が重要です。

大人数の飲み会でしゃべれない理由と改善策

会社の飲み会に誘われたときの気持ち

出典引用：第一三共ヘルスケア株式会社 働く男をアゲる健康マガジン“おれカラ”Vol.11「働く男性の職場での飲み会事情」をもとに野村證券株式会社編集部作成

※20代～40代の男性有職者1,510名を対象にしたインターネット調査。2017年7月7日～9日に実施

大人数の飲み会では、しゃべれない人が目立ちやすいですが、そこにはいくつかの理由があります。

まず、会話のタイミングを掴めないという問題があります。大人数の場では、会話が早いペースで進み、発言のタイミングがつかみにくいことがよくあります。特に、話が盛り上がっていると、途中で話題に入ることが難しく、結果的にしゃべる機会を逃してしまいます。

次に、話す内容に自信が持てないという心理的な障壁もあります。大人数の前で意見を言うことに対して「自分の話がつまらないと思われたらどうしよう」といった不安を感じる人も少なくありません。このような心配があると、話したいことがあっても、口に出せずに終わってしまいます。

さらに、周囲との関係性も重要です。大人数の飲み会では、普段あまり親しくない人たちと一緒になることも多く、その場合、話題を見つけることが難しく感じるかもしれません。特に、上司や目上の人がいる場合は、発言に気を遣いすぎて話せなくなってしまうこともよくあります。

これらの問題に対する改善策としては、まずは少人数のグループに参加することが挙げられます。大人数の中でも、隣や向かいに座っている人たちと小さな会話を始めることで、自然に話せるようになることが多いです。まずは近くの人と簡単な話題を共有し、徐々に他の人との会話にも参加することが大切です。

もう一つの解決策として、質問を通じて会話に参加する方法もあります。会話に自信がない場合でも、相手に質問をすることで自然に会話に入り込むことができます。質問をすることで相手の話を引き出し、それに対する共感やリアクションを通じて、徐々に会話が続くようになります。

以下に、改善策をまとめた表を示します。

大人数の飲み会では、しゃべれないことで孤立感を感じる人も多いですが、こうした改善策を活用することで、少しずつ会話に参加しやすくなります。無理に大きな発言をしなくても、まずは近くの人と簡単な会話をして乗り切りましょう。

たくさんの人と仲良く楽しく話せなくてはいけない・・・こんな思い込みはやめてしまいましょう。

はとぽん

飲み会が苦手な私は、いつものように話せなくなってしまいます。そんな時は気を使わないで大丈夫な人を一人決めておき、事前に近くにいてもらえるようお願いしておきます。

つまらない飲み会から抜け出すための具体策

飲み会がつまらないと感じるのは、多くの場合、無理に自分を作ったり、周りに合わせすぎることが原因です。

しかし、つまらない飲み会でも自分なりに乗り切る方法を見つければ、気持ちが楽になることもあります。ここでは、飲み会から抜け出すための具体策をいくつか紹介します。

まず、無理して愛想笑いをするのをやめることです。つい、場の空気を壊さないように笑顔を保とうとしますが、愛想笑いが逆に自分を疲れさせる原因になります。

周りに気を使いすぎず、自分の感情に素直になることが大切です。無理に笑うより、自然なリアクションを心がけると、自分に余裕が生まれます。

次に、自分が会話をリードしなくてもいいと考えること。話すのが苦手な場合、無理に会話を盛り上げようとすると逆にプレッシャーがかかります。話の流れを無理に変えず、聞き役に徹しつつも、興味がある話題が出てきたときに少しだけ自分の意見を出すようにしましょう。

さらに、飲み会に参加しない選択肢を考えることも重要です。参加しなくても仕事に悪影響を与えないケースもあります。無理に参加するより、自分の時間を優先することで心身の負担を軽減できます。

飲み会が苦手な人でも会社の雰囲気で半強制的に参加することになってしまうこともあります。その場合まさに二次会は生き地獄・・・強固な意思をもって、なんとしても一次会で帰りましょう！

はとぽん

過去に何度か断れずに参加してしまった二次会は、まさに生き地獄・・・相手にも失礼です。断る勇気は自分のためにも相手のためにも必要です！みんなでカラオケなんて気を失いそうです・・・

まとめ：楽しむべき思考をやめるには？飲み会で笑ってるだけの自分にサヨナラする方法

飲み会で「楽しむべき」という思考をやめることで、無理せず自分らしく過ごせるようになります。無理に愛想笑いを続けると疲れてしまい、楽しむどころかストレスを感じてしまうため、自然体でいられることが大切です。飲み会は必ずしも楽しむ場ではなく、リラックスして会話する機会だと捉えましょう。

また、どうしても苦手な場合は、参加しない選択肢も考慮しましょう。無理に自分を合わせず、聞き役に徹することで、プレッシャーなくコミュニケーションが取れるようになります。

自分のペースを守り、楽しむことが全てではないと理解することが、飲み会を楽に過ごすポイントです。時には諦めも肝心です！