ドラゴンボールを見るなら「どの順番で進めるべきか?」と迷う方は少なくありません。シリーズ作品が多岐にわたるうえに、アニメ全話や映画の見るタイミング、さらには漫画との見る順番の違いなど、整理しにくい要素が多いためです。
とくに劇場版やアニメオリジナルエピソードを含めると、時系列がおかしいと感じる場面も出てくるかもしれません。
本記事では、ドラゴンボールの見る順番を、初心者にもわかりやすく各シリーズ解説していきます。Z映画一覧やブロリー映画の順番といった人気の高い話題も取り上げながら、アニメと映画、そして原作漫画の違いを踏まえた見る順番を詳しくご紹介していきます。
この記事のポイントを紹介します!
- アニメと漫画の見る順番の違いを把握できる
- 映画をどのタイミングで見ればよいかがわかる
- シリーズごとの時系列や整合性が理解できる
- 初心者向けのおすすめ視聴順が明確になる
ドラゴンボール|アニメと漫画を見る順番は?
- アニメ全話をシリーズ別に解説
- 漫画とアニメの見る順番の違い
- 時系列がおかしいと感じる理由
- アニメ全話と映画の整合性を整理
アニメ全話をシリーズ別に解説
「ドラゴンボール」シリーズは、原作の漫画に加え、複数のアニメ作品が展開されています。どのシリーズがどのような内容なのかを整理することで、視聴時の混乱を避けられます。
まず、アニメシリーズは大きく以下のように分類されます。
シリーズ名 | 放送年 | 概要 |
---|---|---|
ドラゴンボール | 1986年〜1989年 | 孫悟空の少年時代から、ピッコロ大魔王との戦いまでを描く。原作の前半部分に該当。 |
ドラゴンボールZ | 1989年〜1996年 | 悟空の成長後、サイヤ人編から魔人ブウ編まで。原作の後半をベースにしている。 |
ドラゴンボールGT | 1996年〜1997年 | 原作完結後のオリジナルアニメ。鳥山明氏は原案のみで、ストーリーはアニメ制作側が担当。 |
ドラゴンボール改 | 2009年〜2015年 | Zのリメイク版。原作に忠実な構成で、余計なシーンや演出をカット。 |
ドラゴンボール超 | 2015年〜2018年 | 原作終了後の物語で、劇場版と連動。新キャラクターや宇宙の拡張が描かれている。 |
このように、シリーズによって描かれる時代や登場人物が異なるため、事前に整理しておくと無理なく楽しめます。
特に「Z」と「超」は登場人物が多く、設定が複雑になりがちです。まずは「ドラゴンボール」から順に視聴し、ストーリーの基本を理解してから後続シリーズに進むと、物語の背景や人物関係が把握しやすくなります。
また、「GT」は他シリーズと直接の時系列的な繋がりが薄く、独立した物語として楽しむ形式です。世界観に慣れてから視聴することが推奨されます。
シリーズ年表の公式はこちらからご覧ください。
漫画とアニメの見る順番の違い

ドラゴンボールの原作漫画とアニメシリーズには、見る順番にいくつか違いがあります。理由は、アニメ化に際して追加エピソードや独自展開(アニオリ)が挿入されているためです。
原作漫画の構成は非常にシンプルで、以下のように一本の流れで進みます。
巻数 | 主な章 | 内容 |
---|---|---|
1〜16巻 | 少年期 | レッドリボン軍・天下一武道会など |
17〜42巻 | 青年期 | サイヤ人、フリーザ、セル、魔人ブウなど |
一方、アニメには以下のような追加要素が含まれています。
- アニメオリジナルのストーリー(例:ガーリックJr.編)
- バトルシーンの演出追加や引き延ばし
- 一部シーンの改変や省略
このため、ストーリーの本筋だけを追いたい場合は漫画を、世界観やキャラクターの細かい描写を楽しみたい場合はアニメを選ぶのが一般的です。
また、アニメを視聴する場合、「ドラゴンボール改」や「ドラゴンボール超」のように制作年代の新しい作品では、テンポが改善されていることが多く、初心者にも視聴しやすいという特徴があります。
一方、漫画は一気に読める分、キャラクターの動きやバトル描写がアニメに比べて控えめになります。そのため、映像表現を楽しみたい場合にはアニメの方が向いています。
どちらから始めてもストーリーの核は変わらないものの、順番の違いにより理解度や体験の印象が異なる点には注意が必要です。
時系列がおかしいと感じる理由

ドラゴンボールシリーズを視聴していると、「時系列がわかりづらい」と感じるケースがあります。これは主に、アニメと映画、またはアニメオリジナル回などが本編の流れと異なるタイミングで描かれることに起因します。
まず、映画作品の多くは「ドラゴンボールZ」の放送期間中に公開されていますが、その内容は本編のエピソードとは明確に繋がっていないことが一般的です。
例えば、劇場版の敵キャラクターは、本編では一切登場しないことがあり、また登場人物の状態(スーパーサイヤ人への変身など)も本編の時系列とは一致しない場合があります。
次に、アニメには「アニメオリジナルエピソード」と呼ばれる、原作にない展開が挿入されていることがあります。これにより、本編と直接関係のないストーリーが突然始まり、流れを追いにくくなる場合があります。特に、フリーザ編とセル編の間にある「ガーリックJr.編」はその代表例です。
また、後年に制作された「ドラゴンボール超」では、「Z」の最終回前に起きた出来事が描かれており、放送時系列と物語上の時間軸が一致していません。このため、「Zの後に超を見たら話が戻っているように感じた」という声が出やすくなっています。
これらの構造から、全作品を通して一貫した時系列を想定すると、混乱する可能性が高くなります。したがって、視聴する際は「公開順」や「制作順」ではなく、「物語の中での時間軸」に基づいた順番を意識することが、理解を深める助けになります。
アニメ全話と映画の整合性を整理
アニメ本編と映画作品との関係性を整理すると、両者の整合性には大きな差異があることが見えてきます。これは、映画が多くの場合「本編の合間にある“パラレル的”な物語」として制作されているからです。
以下の表は、代表的な映画作品がアニメシリーズ内のどの時期と近い設定であるかをまとめたものです。ただし、これらはあくまでキャラクターの成長度や登場人物の状況から見た目安であり、公式な時系列ではありません。
映画タイトル | 本編との対応時期(目安) |
---|---|
この世で一番強いやつ | サイヤ人編序盤 |
とびっきりの最強対最強 | フリーザ編直後 |
激突!!100億パワーの戦士たち | ナメック星後、セル編前 |
燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(ブロリー) | セル編中の並行時期 |
復活の「F」 | ドラゴンボール超序盤 |
ブロリー(2018年) | 超とZの間の新設定 |
このように、映画はアニメの特定の章とゆるやかにリンクしていることが多いですが、必ずしも正確な時系列の一部とはなっていません。そのため、映画を見る順番については「本編の流れにこだわりすぎず、公開順や人気作品から楽しむ」ことも一つの選択肢となります。
一方、視聴順にこだわる場合は、劇場版を挿入するタイミングに注意が必要です。例えば「ブロリー(2018年)」は「超」の設定を基にした再構築作品であり、過去のブロリー映画とは完全に別物として扱う必要があります。
整理して視聴を進めるには、まずアニメシリーズを一通り視聴し、各章の理解を深めた上で、映画を補完的に楽しむ形が最もスムーズです。作品ごとの背景と制作意図を踏まえることが、整合性を理解する鍵となります。
ドラゴンボール|劇場版映画を見る順番は?
- 映画の見るタイミングを時系列で整理
- ブロリー映画の順番をわかりやすく解説
- ドラゴンボールZ映画一覧で劇場版の順番を把握
- アニメや漫画との違いを比較
- 映画と本編のつながりを理解する
- 初心者におすすめの見る順番
- ドラゴンボール|時系列見る順番と作品ポイントまとめ
映画の見るタイミングを時系列で整理
ドラゴンボールの映画は、TVアニメシリーズの本編とは異なる時間軸や設定で制作されている場合があります。そのため、映画を視聴する際には公開順ではなく、物語内での時系列を意識して見ることで、内容の流れをより理解しやすくなります。
多くの映画はアニメ本編の合間に差し込まれるような形で設定されており、キャラクターの成長状態や登場人物の組み合わせから、作品のおおよその時期を推測することが可能です。
以下の表に、代表的な劇場版作品と、それぞれがTVシリーズのどのあたりに該当するかを時系列でまとめました。
映画タイトル | 対応する本編の時期(目安) |
---|---|
神龍の伝説 | ドラゴンボール(初期) |
魔神城のねむり姫 | ドラゴンボール初期〜第22回天下一武道会前 |
最強への道 | 原作初期の再構築 |
この世で一番強いやつ | サイヤ人襲来直後 |
とびっきりの最強対最強 | フリーザ編直後 |
超サイヤ人だ孫悟空 | フリーザ編と人造人間編の間 |
燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(ブロリー) | セル編中 |
復活の「F」 | ドラゴンボール超・破壊神ビルス編後 |
ドラゴンボール超 ブロリー | ドラゴンボール超終盤 |
このように、映画ごとに本編との関連性には差があり、完全なつながりがあるわけではありません。視聴する際には、「この映画はどのシリーズのどのあたりに近いか」を事前に把握しておくと、登場人物の能力や設定に対する違和感を軽減できます。
ブロリー映画の順番をわかりやすく解説

ドラゴンボールシリーズには「ブロリー」をタイトルや中心に据えた劇場版作品が複数存在しますが、それぞれが異なる世界観で展開されています。このため、ブロリーを主題とした映画には時系列的なつながりがあるものと、完全に独立したものとが混在しています。
まず、1990年代に公開された「Z」シリーズのブロリー映画は以下の3作品です。
公開年 | タイトル | 備考 |
---|---|---|
1993年 | 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦 | ブロリー初登場作品 |
1994年 | 危険なふたり! 超戦士はねむれない | ブロリー復活を描く続編 |
1994年 | 超戦士撃破!!勝つのはオレだ | 上記2作品の後日談的立ち位置 |
これら3作は同じブロリーが登場する一連の物語として作られています。ただし、公式なTVアニメとの直接的なリンクはなく、パラレルワールド的な扱いとなっています。
一方、2018年に公開された『ドラゴンボール超 ブロリー』は、従来のブロリーとは別設定のリブート版です。この映画はドラゴンボール超の正規続編として制作され、設定も過去作と大きく異なります。
公開年 | タイトル | 備考 |
---|---|---|
2018年 | ドラゴンボール超 ブロリー | 正史扱いの新設定、TVアニメ「超」の続編 |
したがって、ブロリー関連の映画を見る順番は次のように考えると整理しやすくなります。
- 旧シリーズ(Z時代のブロリー三部作)を一連の物語として視聴
- その後、完全新設定の『ドラゴンボール超 ブロリー』を別物として視聴
これにより、キャラクター設定や展開の違いを混同せずに楽しむことができます。
ドラゴンボールZ映画一覧で劇場版の順番を把握

ドラゴンボールZ時代に公開された劇場版作品は、1990年代に集中的に制作されました。これらの映画は主にTV放送のスケジュールに合わせて公開されており、ストーリーは本編とは切り離された内容で構成されています。
以下は、ドラゴンボールZ劇場版の公開順に並べた一覧表です。
公開年 | タイトル |
---|---|
1989年 | ドラゴンボールZ |
1990年 | この世で一番強いやつ |
1990年 | 地球まるごと超決戦 |
1991年 | 超サイヤ人だ孫悟空 |
1991年 | とびっきりの最強対最強 |
1992年 | 激突!!100億パワーの戦士たち |
1992年 | 極限バトル!!三大超サイヤ人 |
1993年 | 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦 |
1994年 | 危険なふたり! 超戦士はねむれない |
1994年 | 超戦士撃破!!勝つのはオレだ |
1995年 | 復活のフュージョン!!悟空とベジータ |
1995年 | 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる |
このように、Z映画は多数存在し、それぞれが異なる状況や敵キャラクターを描いています。特定のエピソードとの直接的な関連はないため、視聴順は基本的に「公開順」で進めるのが無難です。
また、タイトルに「超サイヤ人」や「フュージョン」などのキーワードが含まれている場合、どの時期のキャラクター設定を反映しているかの目安になります。作品ごとに変化する戦闘スタイルや登場キャラクターを観察しながら、世界観を楽しむことができます。
アニメや漫画との違いを比較
ドラゴンボールにはアニメと漫画の両方が存在しますが、それぞれの媒体には明確な違いがあります。作品の世界観やストーリーの大筋は共通していますが、描かれ方や展開の細部には差があるため、両方を把握することでより深く理解できます。
まず、漫画版は原作者・鳥山明氏が描いたオリジナルストーリーです。1984年から1995年にかけて「週刊少年ジャンプ」に連載され、全519話で完結しました。物語のテンポが早く、無駄のない展開が特徴です。
一方、アニメ版は漫画の内容をもとに制作されていますが、放送の都合上、オリジナルのストーリー(アニメオリジナル回)やバトルシーンの引き延ばしが加えられています。
項目 | 漫画 | アニメ |
---|---|---|
制作元 | 鳥山明による原作 | 東映アニメーション |
ストーリー進行 | テンポが速い | バトルや展開が長めに描かれる |
アニメオリジナル | 存在しない | 多数あり(例:ガーリックJr.編) |
作画スタイル | 一貫して鳥山明の画風 | シーズンごとに絵柄の変化がある |
完結のタイミング | 1995年 | 『Z』『GT』『超』などで継続 |
このように、アニメは視覚的演出や迫力のある動きに重点が置かれており、漫画は物語本来の構成を重視した構成です。両方を比較することで、それぞれの魅力と特徴をつかむことができます。
映画と本編のつながりを理解する

ドラゴンボールの映画作品は多数制作されていますが、全てがTVシリーズ本編と直接的に関係しているわけではありません。
多くの映画は「パラレルワールド」または「サイドストーリー」として設計されており、本編と矛盾が生じないよう配慮されつつも独立性の高い内容となっています。
ただし近年では、本編の物語と明確にリンクする映画も登場しています。たとえば『ドラゴンボールZ 神と神』や『復活の「F」』はTVアニメ『ドラゴンボール超』の中で再構成されており、物語上の正式な出来事として組み込まれています。
以下に、映画と本編のつながりを整理した分類表を示します。
映画タイトル | 本編との関係性 | 備考 |
---|---|---|
神龍の伝説〜超戦士撃破まで | パラレル/独立した世界線 | 「Z」シリーズの劇場版多数 |
神と神/復活の「F」 | 本編と直接連動 | 『ドラゴンボール超』に反映 |
ドラゴンボール超 ブロリー | 正史としての新設定 | TVアニメ最終章の続き |
ドラゴンボール超 スーパーヒーロー | 『超』以降の物語 | 最新時系列 |
こうして整理すると、本編とリンクする映画と、独立したエンタメ作品としての映画があることが明確になります。視聴前にどのような立ち位置かを確認しておくと、物語の理解が深まります。
初心者におすすめの見る順番

ドラゴンボールシリーズには多くの作品があり、どこから見始めればよいか迷いやすい構成です。ここでは、初めて作品に触れる方向けに、ストーリーの流れが理解しやすい順番を紹介します。
まずは、物語の原点から始めることが推奨されます。『ドラゴンボール』からスタートすることで、キャラクターの成長や世界観の基礎が把握しやすくなります。その後『ドラゴンボールZ』へ進み、さらに続編の『ドラゴンボール超』や映画作品に接続していく流れです。
以下に、初心者に適した視聴順を示します。
推奨順 | シリーズ名 | 理由 |
---|---|---|
1 | ドラゴンボール(無印) | 世界観と登場人物の基礎を学べる |
2 | ドラゴンボールZ | スケールの大きいバトルとシリーズの核心 |
3 | ドラゴンボール超 | 最新の物語と設定が反映されている |
4 | 劇場版(神と神/復活のFなど) | 『超』のストーリーと直接的につながる映画作品 |
また、時間が限られている場合は、『ドラゴンボールZ』から始めても問題ありません。その場合、無印の内容は要点をまとめたダイジェストや解説動画で補うと良いでしょう。
一方で、『GT』や一部の劇場版は本編とは独立した位置づけであるため、視聴は後回しでも支障はありません。こうした視聴順を意識することで、物語への理解がよりスムーズになります。
ドラゴンボール|時系列見る順番と作品ポイントまとめ
この記事のポイントをまとめていきます。
- ドラゴンボールは5つの主要アニメシリーズで構成
- 漫画とアニメではエピソード構成や展開の順番が異なる
- アニメは原作にないアニメオリジナルの展開が多数存在する
- ドラゴンボールZ以降はバトルの規模が大きくなり時系列も複雑化
- ドラゴンボールGTは独立した設定のオリジナルアニメである
- ドラゴンボール改はZのリメイクで原作に忠実な構成となっている
- ドラゴンボール超はZの終盤に位置付けられる新シリーズである
- 映画の多くはアニメ本編と異なるパラレル的な内容で制作されている
- 劇場版は本編の時系列とは一致しない設定が含まれていることが多い
- Z時代の映画はストーリーと直接的なつながりがないものが多い
- ブロリー映画には旧三部作と新設定のリブート版が存在する
- 劇場版の視聴は時系列順よりも本編の章に合わせて挿入すると理解しやすい
- 映画『神と神』『復活のF』などはアニメ本編と連動した正史の位置付け
- 初心者はまず『ドラゴンボール』から順に視聴するのが理想的である
- 時間が限られている場合は『Z』からのスタートでも支障は少ない
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